Wednesday, July 02, 2008

インターネット時代の中央集約へ

KeyWord:
 仮想化、クラウドコンピューティング、シンクライアント、高速無線LAN
 虚拟化,云计算,瘦客户机、高速无线网
 Virtualization, CloudComputing, ThinClient, High Speed Wireless

2010年~2015年頃(近い将来)、皆さんの手元に持っている端末は
高価な(10万円~20万円)高性能なノートPCではなく、
低価格(3万円~6万円)簡易なノートPCになると予測しています。
なぜなら、下記のトレンドをご覧になってください。

1980年代、メインフレーム(汎用機)の最盛期です
その時、汎用機の本体が計算機室に設置され、
利用者は通信回線で本体に繋ぐ端末を使って、汎用機を共有している。
端末は入出力機能(KeyBoard入力、Displan出力)しか持っていない
処理能力は全て本体に集中し、言わば、中央集約型の時代です

1990年代後半にはWindowsやUNIXなどのオープンシステムの台頭により
「レガシー(過去の負の遺産)」「滅びゆく恐竜」とも呼ばれた。
その時、PCが普及し、端末は入出力機能だけではなく、複雑なロジック処理も持っている
中央集約型の時代が閉幕し、分散型の時代になりました

2000年代、京都議定書の締結により、地球温暖化に対する関心が一段高まりました。
そのため、分散型の欠点(CPU利用率は低い(殆ど15%以下)、電力効率は低い)に
注目を集まり、効率向上、省エネのため、グリーンIT(Green IT)の概念が上げられました。
更に仮想化、クラウドコンピューティング、無線高速インターネットなど技術の成熟によって
下記のように中央集約型へ逆行する傾向が出てきました。

○個人PC利用率の80%前後を占める単純作業は
 Browserを通してSaaS(Softwae as a Service)を利用する
 例:
 ・Email        ⇒ GMail
 ・文書作成・編集  ⇒ Google Docs
 ・ファイルの保存  ⇒ Microsoft Skydrive、Amazon S3
 ・写真保存     ⇒ Google Picasa Web Album
 ・Group Ware   ⇒ Google Apps

○その他の20%前後を占める高性能の必要な複雑作業は
 自分の端末をThin Clientとして利用し仮想マシンを借りる
 例:
 ・仮想サーバー ⇒ Amazon EC2
 ・アプリ開発   ⇒ Google App Engine


Reference-------------------------------------
IBM、中国にクラウドコンピューティングセンター設立へ
米IBMは2008年2月1日、中国江蘇省の無錫市にある新しい工業団地内に、クラウドコンピューティングセンター「China Cloud Computing Center」を設立すると発表した。

IBM、3900台のサーバをLinux搭載メインフレーム30台に集約へ
米IBMは2007年8月1日、現在使用している3900台のサーバを、Linuxをベースとした約30台のメインフレーム「IBM System z」に統合すると発表した。IBMでは、この新しいサーバ環境により、現行の設備で使用しているエネルギーをおよそ80%削減できるとしている。


「無線LAN都市」プロジェクト、試行始まる―北京市(Record China)

2008年6月25日、中新網の報道によると、北京無線LAN都市プロジェクトの第一期が同日より試行開始、無線LANを使用して北京の中心地区から直接インターネットに接続できるようになった。

モバイル(LTE(Long Term Evolution))がFTTH(Fiber To The Home)の速度に迫る
100Mビット/秒超のデータ通信速度を実現する次世代携帯規格「LTE」(long term evolution)が2010年にも実用化される。モバイル環境でこれまでの常識を覆す,FTTHに匹敵する実効速度が実現可能になる。LTEは世界中 の多くの携帯電話事業者を巻き込み,事実上の統一規格として世界中を覆う勢いだ。2年後のLTE商用化を見据えた事業者の戦略も見えてきた。

アマゾンのITインフラを貸し出します
世界最大規模のITインフラを提供するものとして,1年以上前から注目を集めているサービスがある。米アマゾンが2006年8月に開始した,サーバーのリ ソース貸しサービス「Amazon Elastic(弾力性のある)Compute Cloud(EC2)」だ。EC サイト「Amazon.com」,「Amazon.co.jp」が稼働しているサーバー環境を一般企業に提供するもので,アマゾンが1500億円以上のコ ストを投じたとされるITインフラを,同社が持つ運用ノウハウ込みで利用できる。


NECが在宅勤務制度を社員2万人に展開、シンクライアントやWebカメラを貸与
NECは2008年7月1日、在宅勤務制度を全社的に導入すると発表した。エンジニアや営業担当者など約2万人が対象となる。在宅勤務が可能なのは1週間に1回が上限で、上司の承認を得てから利用する。
 在宅勤務希望者に対し、同社のシンクライアント「US110」を貸与する。Webカメラも貸与し、必要に応じてテレビ会議を実施できるようにする。勤務時間の管理は通常と変わらず、業務開始・終了時に上司に連絡する。なお、個人情報や顧客情報といった機密情報を扱う業務が対象の場合、在宅勤務は認めない。


さらばパソコン1万台,シンクライアント全面導入
大和証券は2007年8月、1万台に及ぶシンクライアント端末導入計画の第1弾として東京・大手町の本社で70台を稼働させた。本社における災害時の事業継続やセキュリティの向上を目指し、検討を始めてから2年強。実績が少ないシンクライアント端末への改善要望を製造元のNECにぶつけ、パソコンとそん色ない操作レベルに引き上げた。